特集 医療用機能性素材

循環器疾患対応の機能性食品「リカメン」

 生活習慣病に対して多彩な機能が期待できるリングフィッシュ抽出物質「リカメン」。昨年、フランスから上陸した「リカメン」はリングフィッシュ抽出物質で、生活習慣病に対して多彩な機能が期待できる機能性食品である。リングフィッシュとは、北大西洋に生息するタラ科の食用魚。深海2,000mに生息し、低温・高圧・暗闇という過酷な環境ゆえに、リングフィッシュは摂取したプランクトンから不飽和脂肪酸を体内で合成する特殊な代謝システムを持っているという。
このリングフィッシュの内臓や骨、頭部を、魚自身のもつ酵素のみを使い、加水分解して作り出したのが「リカメン」だ。同化・吸収性に優れたペプチド、ポリペプチド、多価不飽和脂肪酸と結合したアミノ酸を豊富に含んでいる。その機能については、フランスで研究が進み、高血圧や高脂血症、肥満、脳機能の改善、持久力、運動能力の向上、などが期待される。


フランスの臨床試験で頸動脈厚の改善に有効との報告。

 フランスで行われた臨床試験では、頸動脈厚を改善することが見出され、昨年5月に大阪で行われた第5回国際循環器予防学会で報告された。

 試験はアテローム性血栓症患者40名を対象とした。試験期間は1年間で、次のようなプロトコールで行われた――(1)当初180日間は被験者全員が同一の食事を摂取(2)181日目以降は魚油摂取群、リカメン摂取群の2群に振り分ける。頸動脈の肥厚は超音波モニタリング(IMT)と生物学的臨床的モニタリングで評価する。

 その結果、頸動脈厚はリカメン群で試験開始前1.07mmだったのが摂取180日後には0.79mmと有意に改善した例がみられた。研究グループは「予防効果がある」と結論づけている。IMTは動脈硬化の進行を反映するとされ、肥厚すればするほど、心筋梗塞と脳卒中の発生が高くなることが知られている。

 一方、パリ大学やフランスの病院で行われた研究では、リカメンを含むサプリメントの摂取により、異常な肥満患者の栄養学的なバランスを維持し、脂肪は減らしても筋肉量は保持しながら減量するとのデータが得られている。(株)ニュートリション・アクト、TEL03-5475-7313

(Medical Nutrition43号より)


BACKSITE TOPPAGE TOP