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最近の機能性素材の研究から、作用・効果・有用性をリポート(6) <プロポリスSAM>
アピ(株)総合研究所の実験から、胃潰瘍や表在性疾患予防に有用とのデータ
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プロポリスの消化管内の滞留時間を長くすることに成功 |
アピ(株)は近々、同社の持続性製剤「プロポリスSAM」に関する動物実験データを発表する。「プロポリスSAM」は、プロポリスをキトサンに内包した粉末状の製剤。プロポリスは、そのまま摂取すると消化管内の滞留時間が短いため、抗菌作用などの機能が最大限に発揮されにくかったが、製品ではプロポリスをキトサンに内包することで、消化管内の滞留時間を長くすることに成功し、抗菌作用をはじめとするプロポリスの機能を最大限に発揮できるものにした。今回の発表では、「プロポリスSAM」についての、消化管粘膜付着性や吸収の持続作用やピロリ菌への抗菌活性などの機能についても報告する予定。
実験では、ラットから小腸を摘出して、1.5mg/1mlの検体を含む溶液に37度で15分間インキュベーションした。その後、小腸からプロポリスを抽出して、フラボノイドの量を測定した結果、「プロポリスSAM」ではプロポリス単独の2倍近い小腸粘膜付着性があることが示された。
次に、ラットから小腸を摘出して、腸管を反転し、プロポリス固形分として10mg/kgの検体を含む溶液にインキュベーションした。その後、反転した腸管内の液を経時的に採取して、そのフラボノイド量を測定したところ、プロポリス単独では30分をピークとして徐々に吸収率が減少していくのに対して、「プロポリスSAM」では30分以降もその吸収力に持続性がみられた。
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より低濃度での抗ピロリ菌活性も認められる |
また、ピロリ菌に対する抗腫瘍活性や胃潰瘍予防に関する実験については、ピロリ菌に検体を投与して5日間培養を行った結果、キトサン単独では1mg/mlでも増殖の阻止が見られなかったが、「プロポリスSAM」では、より低濃度での抗ピロリ菌活性が認められた(表、表中のMIC50 値はプロポリス固形分濃度で示している)。
さらに、ラットにプロポリス固形分として30mg/kgの検体を経口投与して、その1時間後または3時間後に塩酸とエタノール溶液を経口投与して潰瘍を誘導したところ、「プロポリスSAM」ではプロポリス単独よりも高い潰瘍抑制率を示すとともに、検体投与3時間後に潰瘍を誘導しても、高い抑制率を維持した(図1、図2)。このことからアピ(株)総合研究所では「プロポリスSAM」が胃潰瘍や表在性疾患予防に有用なものとして期待を寄せている。
(Medical Nutrition 36号より)
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