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最近の機能性素材の研究から、作用・効果・有用性をリポート(3) <マイタケGD>
ビタミンCとの併用で免疫細胞が増加し、腫瘍抑制に効果
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乳がん及び前立腺がんに対する臨床実験で症例安定などの報告 |
マイタケGD(グリフロン D-フラクション)エキスはβ-グルカンを主成分とし、通常のキノコ製品と異なり、β-1-3グルカンおよびβ-1-6グルカンの活生成分を持つ。
マイタケGDエキスについては、ニューヨーク医科大学泌尿器科研究主任教授の田崎寛氏が、乳がんおよび前立腺がんに対しての臨床試験結果を発表している。
試験では、ホルモン非依存性などが進行してホルモン療法ができない10例の前立腺がん患者と2例の乳がん患者を対象として、米国と日本の病院5施設で行われた。試験期間は1年で、GDエキスの摂取量は原則として1日30滴とし、相乗効果も期待して1日2gのビタミンCを併用した。これらから免疫細胞の活性度、腫瘍マーカー(前立腺がんではPSA、乳がんではCEAまたはCA)の変化、潰瘍の大きさ、QOLの改善、鎮痛剤の使用頻度を調べた。
その結果、前立腺がんでは腫瘍マーカーPSAが腫瘍の大きさに比例して低下し、骨移転した全患者のQOLが改善した。免疫細胞の数は増加または高値で維持された。また、乳がんでは骨移転した例でも症例が安定し、痛みや不快感の改善でQOLが向上して免疫細胞も増加または高値で維持されたと報告している。
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マイタケGDはコスト面でも他素材より有利 |
今回の実験について、田崎氏は「PC−3ホルモン抵抗性の細胞株を使用して、マイタケやベニダケを試験的に使ってみたら効果が得られた」と開始のきっかけを語るとともに、実験結果を受けて「将来的には、FDAに医薬品としての申請をしていきたいと考えており、副作用についても1年以内をめどに検討をしていきたい」(田崎氏)として、マイタケGDの医薬品申請に意欲を示した。
誠快醫院(東京都品川区)の鹿島田忠史院長も、マイタケGDとマイタケ菌糸体を組み込んだ免疫療法を行っている1人。「このコンビネーションによる臨床データが、米国で乳がんと前立腺がんを対象に研究されており、十分な根拠となります。しかも、コスト面が他の素材より有利です」と鹿島田院長は指摘する。また、ビタミンCとの併用でアポトーシス誘導作用が増強されるデータもあることから、抗酸化サプリメントと併用するケースも多いという。
(Medical Nutrition 36号より)
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