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近代西洋医学の礎にして、さまざまな自然療法を受け継いできた統合医療のモデル国家。
言わずと知れた、近代西洋医学の礎それがドイツだが、一方でハーブやクナイプ療法など、さまざまな自然療法を受け継いできた国でもある。現在でも、イチョウ葉エキスやエキナセアが医薬品として日常的に使われているのはよく知られている。まさに「統合医療のモデル国家」と言えよう。ドイツで行われている各種の自然療法を紹介する。
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独で「第3回国際統合医療ワークショップ」開催。 |
古くは森鴎外が留学したフンボルト大学(ベルリン)で10月19日、「第3回国際統合医療ワークショップ」が開かれた。日本食品機能研究会(JAFRA)が主催するこのシンポジウムには、日独を始めカナダやロシアなど14カ国、70名あまりの研究者が集い、欧州の自然療法を中心に意見を交換した。
欧州のハーブ市場について概説したのは、独の植物学博士・Joerg Gruenwald氏。「91〜95年にかけて臨床試験が次々に実施、公表されたことをきっかけに急成長を遂げたが、最近は規制強化で頭打ちになっている。EUでのハーモナイゼーションが落ち着くまでは、この傾向が続くだろう」との見方を示した。また、独ではハーブ製品は医師の処方によって使われるケースが多いが、今後はOTC、サプリメントとしての流通が増えるのではないかとした。
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独での売れ筋はイチョウ葉、セントジョーンズワート。 |
Gruenwald氏によると、専門店やダイレクトセリングが多い米国とは対照的に、欧州市場は薬局ルートの割合が高い。独での売れ筋はイチョウ葉、セントジョーンズワートと続き、最近の伸び率が顕著なのはペラゴニオン(ゼラニウム油)。これは抗生物質的に使われるという。
加えて、文化、言語、規制、経済状況で各国の市場が異なるのが特徴である。例えば、独では伝統的なアジアの複合製品や南米のハーブの使用は確立されていないが、英国やオランダでは欧州以外の素材も市場で受け入れられている。
その代表的な製品に、日本発の素材・バイオブラン(米ぬかアラビノキシラン誘導体)がある。英国から出席したJulian Kenyon医師は、慢性疲労症候群(CFS)に対するバイオブランの有効性を報告した。試験はCFS患者10名にバイオブランを1日3包、3回に分けて摂取させた。
その結果、2カ月後には4名で明らかな症状の改善が認められた。有効例では、活動量が試験前に比べて25%増加するなど、身体的・精神的尺度で改善が裏付けられ、投与終了後も6週間続いた。Kenyon医師は「CFSは発症にウイルス感染が関与するとされ、バイオブランによるNK細胞の活性化が功を奏したのだろう」と考察している。
(Medical Nutrition 44号より)
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