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「お茶と健康」 総まとめ 血中濃度の測定など、海外で研究進むお茶の保健効果。
高輪メディカルクリニック院長 秀明大学客員教授 久保 明
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高たんぱく食が糖尿病患者の糖代謝を改善。 |
お茶とそれに含まれるフラボノイドの機能、 がんや心血管疾患予防効果などをまとめた「第3 回お茶と健康に関する国際科学シンポジウム:食事中のフラボノイドの役割」 の会議。 今回はその中から、 導入にあたる部分と、 抗酸化能に関する研究を紹介する。
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増え続けるお茶と健康増進、 疾病予防との関連を示した科学文献 。 |
Journal of Nutrition (133巻3244ページ、 2003) には、 「第3回お茶と健康に関する国際科学シンポジウム:食事中のフラボノイドの役割」 の会議録が60ページ以上にわたって掲載されている。 会議は2002年9月に米国農務省 (ワシントンDC) で開かれたもので、 お茶とそれに含まれるフラボノイドの機能、 がんや心血管疾患予防効果などをまとめた「第3回お茶と健康に関する国際科学シンポジウム:食事中のフラボノイドの役割」 の会議。 今回はその中から、 導入にあたる部分と、 抗酸化能に関する研究を紹介する。
米国のBlumberg氏のイントロダクションによると、 この10年間で、 お茶と健康増進、 疾病予防との関連を示した科学文献 (査読のあるもの) は、 5倍以上に増えている。これらの報告のうちほとんどは、 がんと心疾患に対するお茶の予防・治療効果をテーマとしたものだった。
カテキン類を含めたフラボノイドには、 抗菌作用、 抗炎症作用、 抗ウイルス作用、 血管拡張作用など、 幅広い生理活性がある。 これらの作用には抗酸化作用が一部関与している。 そして、 それ以外のポリフェノール、 アミノ酸、 ミネラル、 カフェイン、 ファイトケミカル (植物有用成分)、 さらには未知の化合物を、 お茶で摂取できるのが重要なのである。
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心血管疾患のリスク低減やいくつかのタイプのがんに対して寄与することを示唆。 |
フラボノイドの血中濃度は、 お茶の種類や浸出法によって異なり、 最も高いのは熱湯でいれたお茶で、 541〜692μg/ml。 インスタントの場合 (90〜100μg/ml) よりも高かった。
ヒトでの研究は、 お茶が心血管疾患のリスク低減やいくつかのタイプのがん、 骨と口腔の健康に対して寄与することを示唆している。
一方、 オランダのRietveld氏らは、 お茶の抗酸化能について、 臨床のエビデンスを紹介している。
お茶に含まれるフラボノイドは、 摂取後消化管内やその他の組織で抗酸化剤として働く。 介入試験では、 中程度の摂取量 (1日1〜6杯) で、 摂取1時間後から血中の抗酸化能が上昇することが示されている。 それにより、 DNAや脂質のダメージが減少する。 酸化ダメージからのDNA保護は、 科学的に最も支持されている。
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コメント: |
お茶の保健効果に関しては、 成分の機能研究を積み重ねていくアプローチと、 疫学的なアプローチの2方向から行われている。 3年前、 胃がんの予防効果がないとする疫学調査が日本から発表されたのは記憶に新しいところだ。 海外では、 1日何杯という議論を超え、血中濃度を測るところまで進んでいる。
(Medical Nutrition 59号より)
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