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ゆがみを直してアトピー治療 丹羽クリニック 丹羽正幸 理事長
丹羽クリニック(東京都新宿区)の丹羽正幸理事長は、体のゆがみ・ねじれを直す独自の整体法「丹羽式正體」と漢方薬を中心とした治療で、アトピー性皮膚炎(AD)を始めとする難治性疾患の治療に効果を上げている。「すでにADの治療方針は確立した」と語る丹羽理事長に、モデルケースを聞いた。
- 【経過:】
- 20年以上にわたり全身に皮疹の出没を繰り返した。ステロイド主体の治療に疑問を感じ、当院を受診。顔面の発赤が高度で、便秘体質でもあった。ステロイドの長期使用が逆に炎症の引き金になっていると考え、使用を中止。漢方薬、ビタミン剤、抗アレルギー剤、丹羽式正體で治療を開始した。
- まず反応があったのが便通で、「一行の便」が毎日出るようになったという。2週間後には顔の発赤が軽快し、同時に発汗が盛んになる。皮膚は脱落と再生を重ね、きめの細かい厚い皮膚になった。
- 【考察:】
- 当院ではすでに5200例のAD患者を治療し、良好な成績を収めてきた。その経験から得たことは、皮膚だけではなく、体そのものを診ることの重要性である。それを踏まえて、大きく4つのポイントを指導している。
まず考慮せねばならないのは、体のゆがみ・ねじれを是正すること。ADを診ていて気付くのは、筋肉や骨格にゆがみ・ねじれを持つ患者が多いことである。筋肉・骨格にゆがみがあれば、当然皮膚の血流量は低下し、カサカサとした薄い皮膚になってしまう。当院では独自の整体法を考案し、筋肉をむらなくほぐしていく。
便秘を訴える患者も多い。消化器系の働きが弱ければ、栄養素が十分吸収されず、健康な皮膚を作れない。
さらに、汗をかかない患者も目立つ。従来、汗はADの増悪因子とされているが、そうとは限らない。細菌感染防御に働くIgAが含まれていることがわかっているからだ。IgAを含むような「よい汗」を出しておくことで、皮膚表面の感染を防止することが期待できる。
これらの治療を継続すると、便通の改善から始まって、皮膚のむくみの改善、皮膚血流量の増加、筋肉のゆがみ・ねじれの改善、「よい汗」をかくことへと順を追って反応が現れ、正常な皮膚が作られる。
このように、ADの治療法はすでに確立したといってよい。その意味で、統合医療を実践している医師は、自分たちの成果を外に向かってアピールする機会に来ているのではないか。そのためにはどうすればよいか。我々が真剣に知恵を出し合うべきだと考える。 (談)
(Medical Nutrition 46号より)
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