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栄養療法の教育 13州が「自然療法医師」制度を導入 栄養医学研究所所長 佐藤彰夫
「最近、日本でも米国でも代替療法ともてはやされているが、私から見れば、切った貼ったの手術や抗生物質を用いた西洋現代医学による治療そのものが代替医療であって、人間が本来持つ自然治癒力を高める治療こそ本態療法である」。医療手段の位置づけについて、タホマクリニックのライト医師は、こう指摘しています。
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日本の栄養教育とは大きな差 |
最近は日本でも栄養士の積極的な臨床現場への進出が話題になりつつあり、治療と栄養の関わり方に変化が見えてきました。栄養療法の先進国、米国では1960年代から医療現場における栄養教育が見直され、専門分業制が急速に進み、栄養療法を含むホリスティック医療の現場でも様々な専門教育機関が設立され、専門教育を受けた有資格者が輩出されています。日本で言うところの栄養士や管理栄養士(Nutrition-Dietitian
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自然療法医師の専門教育 |
一方、日本には無いスペシャリスト教育としては、自然療法医師(ND:Naturopathy-Doctor)の専門教育システムがあります。NDは、いわゆる代替医療の一つとして、コンベンショナル医療とは異なり、本来人間が持つ自然治癒力を基本とした自然療法を実践する医師です。大学における4年間の専門教育では、解剖学、生物学、臨床検査、心理学などの一般医学教育に加え、栄養学、カイロプラクティック、指圧、気、ハーブ学などの専門的教育を受けており、自然療法による治療医師となります。一般の医学部を卒業してからND教育を受け、自然療法医師として開業している医師も多く、タホマクリニックでも3人のNDが治療を行っています。
米国では、13州(アラスカ、アリゾナ、コネチカット、ハワイ、メーン、モンタナ、ニューハンプシャー、オレゴン、ユタ、バーモント、フロリダ、ノースダコタ、ワシントン)がこのNDによる治療を認めており、HOなどの民間医療保険組織もNDによる治療費をカバーしています。
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「根拠のある自然療法」のコンセプト |
ライト医師が理事を務めるバスティーユ大学(ワシントン州シアトル)は、1978年に設立されて以来、米国で最もレベルの高いND教育プログラムを持つ大学で、最近では「ハーブによるHIVの治療」研究に対して、NIHなどの行政機関が数万ドルの研究費を投じたことでも知られています。
このほか、米国では自然療法に則した栄養指導、カウンセリングを行う認定栄養士(CCN:Certified-Clinical-Nutritionist )、ホリスティック栄養士(HHP:Holistic-Health-Practitioner)を育成する教育機関が数多く存在します。
30年近く推進されてきた米国の教育システムには、一貫して「根拠のある自然療法」のコンセプトがあります。当然のように、栄養療法を含む自然療法に関する各種学会、協会、団体による研究、臨床試験が実践されています。これによって、医師はもちろんのこと、消費者や企業も自由にアクセスでき、安心して治療が受けられるようになったのです。
(Medical Nutrition 27号より)
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