足底反射区療法による健康サポート。
 健康アドバイザーとしての使命感は25年間の闘病歴に基づく経験知から。

 オフィス アイ 足つぼサロン東長崎店

 オフィス アイ・伊豆原圭子社長はリフレクソロジー (足底反射区療法) 施術者として15年間従事してきた。 25年前に肺好酸球菌症に感染して以来、 ステロイドは毎日欠かさず服用するなど、 長い闘病履歴を持っており、 「自身の肉体が病気の宝庫」 と語る。 施術法、 方針などについて話を聞いた。


 足底反射区療法との出会い。修行の後の 開業。

同氏が足底反射区療法に出会ったのは20年ほど前、 肺好酸球菌症になってからというもの5年間はずっと入院生活が続いた。 この病気はウイルスに反応して、 好酸球菌が一気に増えてしまい、 喘息のような症状が出ることで知られている。 「アナフィラキシーや心停止なども経験し、 生死の境をうろうろとしました。 次に発作があれば命を落とすかもしれないと先生に諭されたほど症状は悪かった」 という。

ひとまず退院した後、 同氏は台湾発祥の 「脚底按摩中心」 を施術に導入している治療院に1年間、 患者として通院した。 「リフレクソロジー施術を受け続けたこの1年の間で体調がよくなって何とか普通の生活が送れるようになりました。 その後、 先生の師事を本格的に受けることを決め、 数年間修行した後、 平成4年、 開業に至りました」 という。

”足は第二の心臓、 臓器の鏡”などと言われるがそれを実感することもしばしばあるという。 たとえば、 親指は反射区でいえば頭部に相当するのだが、 「脳梗塞を起こしたお客さんの足の親指をさわってみると、 指先にゴリッとした石のようなしこりを感じることがありました。 また、 別に脳梗塞を起こして麻痺の残っているお客さんの親指の爪先をみてみると、 ボールペンのペン先くらいまで爪が小さく巻かれていました。 しかも、 右脳なら左足親指というようにそれぞれ脳に対応する足の方にだけこうした症状が出ていました」。

足底反射療法には確固たる実証データがないものの、 各器官の機能調節と亢進・ホルモン調節・免疫力の向上・身体異常の早期発見などの効果があるとされているが、「お客さまの最大の目的はリラックス効果と血液循環の促進です。 男性だと足の血管が比較的細い方が多いですね。 足裏の血液の循環をよくして、 疲れをとってもらいたいと考えるのでしょうね」。

現在、 客層は男女比1対1。 他店に比べると男性の定着率が高いという。

「つねにお客さんの身体に接しているわけですから、 そこが起点になって健康に関する話に及ぶことが多くなるわけです。 それで私は自身の経験をふまえつつ、 あくまでアドバイザーとしてですが、 お客さんの心と身体のコリ・疲れをとって差し上げられればというつもりで施術をしています」


 温熱療法・サプリメント療法の導入。 

最近ではお客が訴える症状の傾向としては"冷え"に関する内容が多いという。 そこで同氏が最近積極的に導入しているのが温熱療法である。

「腰回り、 とくに鼠径部はお風呂に入ってもなかなか温まりにくい箇所です。 腰部に冷えを訴えるお客さまには仙骨を温めて、 自律神経――交感神経と副交感神経のバランス――を調整する温熱機器の利用を勧めています」 (写真)。

同機器は80℃くらいに温めた水をチューブ内に循環させるというもの。 体感温度は35〜45℃くらいで足〜腰〜胸を30分前後温める。 温熱療法導入のポイントとしては、 そのリラックス効果にある。 「寝ている間に身体に負担をかけず汗をかいて血液循環をよくし、 代謝機能を上げリフレッシュしていただくというサービスは手軽でかつ効率的なので時流に合っていると思います」 と語る。

同氏はまた、 サプリメント販売も行なっている。 これは自身がステロイドの副作用により、 体重増に悩まされていたという経験に基づいている。 取扱い製品は整腸系のサラシア茶一品に絞っている。 「お客さんの話を聞いて、 サラシア以外にも乳酸菌やハーブ茶など、 その人の体質に合った整腸サプリメントを勧めるようにしています。 吸収と排泄がきちんとできればQOLが向上しますからね。」


 豪華客船ツアーで出張施術。 

闘病歴の長い伊豆原氏であるが、 年に3〜4回は数日間の豪華客船ツアーに乗り込み、 乗船客に対し施術を行なう。

伊豆原氏は今年8月にも横浜港からのクルージングツアーを企画している。 このツアーはカジノ・社交ダンス・各種イベントを開催するほか、 ガンの予知予防を図る検診システムに関する医療関係者向けの講習会も兼ねている。 このガン検診システムの内容であるが、 少量の血と尿から腫瘍マーカーでスクリーニングを行い、 発がんの危険度を5段階に区分していくというもの。 医療関係者だけでなく保険会社や健康食品企業の開発担当者などの動員も考えている。

「船のように区切られた空間だとお客さんの行動範囲も狭まるので、 目に止まりやすく、 興味も湧きやすいのでしょうね。 船内ではリフレクソロジーはとても人気があります。 乗り物酔いにいいツボを教えてあげるととても喜ばれます」。


プロフィール
 伊豆原圭子 (いずはら・けいこ)
 城西大学経済学部卒業。 平成4年 「足底健康道場」 に入門し、 足底反射区療法に従事。 平成12年独立開業。

(Medical Nutrition 73号より)


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