女性の感性を生かした「心と体のトータルケア」。 ケイ女性クリニック新宿
東京・大久保に昨年4月オープンした 「ケイ女性クリニック新宿」は、 心と体のトータルケアをコンセプトにして婦人科と美容皮膚科の2つを併設、 女性の幅広いニーズに対応した医療を提供している。 「女性による女性のためのウイメンズクリニック」 を目指すクリニックの松村圭子院長 (写真) を訪ねた。
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女性ホルモンのバランスが崩れがちな現代社会。婦人科ではメンタル面を重視。 |
「女性についてのことなら、 どんなことでも診てあげたい」 ――クリニックに婦人科と美容皮膚科を併設したのは、 松村院長のこんな想いからだ。 クリニックの患者層は、 10代から20代の若い女性が中心ということもあり、 婦人科領域では性感染症 (STD) や不定愁訴による患者が多い。
このような女性疾患に対して、 松村院長はメンタルケアの重要性を指摘する。 「女性疾患の原因となる女性ホルモンのバランスの崩れは、 ストレスの影響によって大きく左右されます。 しかし、 人間関係や仕事上でのプレッシャーなど、 日々ストレスにさらされる現代社会では、 女性ホルモンのバランスが崩れがちです。 女性疾患のようなデリケートな症状に対しては、 人間の臓器のみを診察するのではなく、 精神的なケアも合わせて行うことが効果的だと思います」。
しかし、 婦人科に通院することに抵抗感を持つ女性は少なくない。 場合によっては、 通院をのばしのばしにしてしまい、 症状が悪化してしまうことだってある。 そのためクリニックでは、 不定愁訴や性感染症といった女性特有の症状を定期的にチェックする 「トータル・レディス・チェック」 を実施する。 年齢や体の状態に応じて健診が選択できるのが特徴となっている。 結婚を控えた女性には 「ブライダルコース」、 健康状態とSTDが気になる女性には 「STDコース」、 30歳以上でホルモン状態などをチェックしたい場合は 「ナイスミディコース」 といった具合だ。
やはり場所柄、 10代〜20代の女性患者が多いこともあり、 STDコースの利用者が多い。 そのため、 STDの早期発見に一役買っているという。
「性感染症に関しては、 知識が乏しく、 きちんとした健診を受けていないケースが多いようです。 その意味では、 同じ女性としての立場から、 正しい知識と健診の大切さを啓発していきたいものです」。
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美容の補助に腸内洗浄を活用。腸は本来の持つ機能を取り戻す。 |
一方、 美容皮膚科の領域では、 ケミカルピーリングやプラセンタ療法といったおなじみの美容療法以外にも、 補助療法として腸内洗浄 (コロンハイドロセラピー) を行っている。
日本女性の約半数が悩まされている便秘は、 肌荒れやニキビといった皮膚疾患を誘発する原因となる。 腸内洗浄は海外でも、 スーパーモデルやハリウッド女優が愛用しており、 日本でも美容・健康法の一つとして、 最近ポピュラーになっている。 専用装置を使って温水により腸内を洗浄することで、 長期間腸壁にこびりついた宿便を無理なく排泄させ、 腸は本来の持つ機能を取り戻す。
初回に行われるカウンセリングで治療間隔と回数を決定するが、 基本的には第一段階として宿便を取り除く目的で、 一週間ごとに3から6回、 第二段階として排便習慣を整える目的で、 2、 3週間ごとに2から4回、 その後は腸の状態を維持する目的で1ヶ月ごとに腸内洗浄を行う。
1回にかかる施術時間は、 通常40分から60分ほど。 費用は1回あたり1万5000円がかかる (初診料5000円)。 事前の予約が必要だ。
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ドクターズコスメにピクノジェノールを採用。オーダーメイド医療も可能に。 |
また、 クリニックでは松村院長監修によるオリジナルコスメも取り扱っている。 治療の補助に用いることで、 患者個人の症状や体質に合わせたオーダーメイド医療を可能にしているためだ。
ドクターズコスメとして用いているのは、 女性疾患への効果に定評がある機能性素材・ピクノジェノール。 コラーゲン分解酵素であるコラゲナーゼを阻害する働きや、 シミを薄くする働き、 塗布することで紫外線による肌の炎症を抑制するなど、 美容に関する学術データの豊富さも採用する決め手になった。
「よく、 午後10時から午前2時は、 『お肌のゴールデンタイム』 と呼ばれますが、 忙しい現代社会においてはきちんと睡眠をとることもままならない状態が多いでしょう。 患者さんには、 日常生活でできるところから行うようにアドバイスしていますが、 その一環として、 このような機能性素材を効果的に利用することは、 理にかなっているといえます」。
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女性の感性を大切にした医療を。 |
「女性患者のメンタル面を聞いてあげることができるホームドクターでありたい」 とは松村院長。 患者と同じ同性として、 カウンセリングの中で納得のいく治療を提供していきたいと話す。 女性の感性を生かした統合医療――これからの抗加齢医学のキーワードになりそうだ。
プロフィール
松村 圭子 (まつむら・けいこ) 広島県出身。 広島大学医学部卒業後、 同大医学部産婦人科学教室に入局。 広島大学付属病院、 中国労災病院、 広島県立安芸津病院等を経て、 03年に開業。 |
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(Medical Nutrition 00号より)
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