健康に過ごすための医療を追求。 
健康日本21の実現に寄与する都市型クリニック。

 新宿追分クリニック

 先月12日にオープンしたばかりの 「新宿追分クリニック」。 同クリニックは、 「健康日本21 (健康増進法)」 の実現に寄与できる 『21世紀型健康増進センター』 として、 健診等で35年の実績を持つ生光会グループが、 新しい健康増進施設として開設した都市型クリニックだ。 同クリニックの所長である巨田康祐氏に話を聞いた。


 偶然に開けた産業医への道。強いプライドで邁進。

福井県に四代続く産婦人科病院の家に生まれた巨田所長は、 「幼少のころから医学の道を進むことを義務付けられていました」 と振り返る。

もっとも大学での専攻は家業の産婦人科でなく、 内科学における老人医療就中動脈硬化についての研究であった。

卒業後も研究者として大学に残り、 この分野での研究に邁進していた所長に転機が訪れたのは、 10年目のこと。 産業保健の世界に入る道が偶然に開けたことによる。

このときの心境を所長は、 「確かに悩んだりもしましたが、 老人医療の分野は、 既に助からないとわかっている人に接しないといけないこともある。 それよりむしろ、 病気にならない、 健康に過ごすためのアドバイスのできる医療を探求してみたいと考えた」 と語る。


 所長はこの産業医という立場に強いプライドを持つ。 

人類史上かつてないスピードと水準で進行している超高齢社会の健全さを保つためには、 健康なとき(労働できている時期)をいかに過ごしてきたかが大きな問題となる。 その意味から、 "突然死""過労死"などが社会問題化する現在の日本の状況は、 超高齢社会に突入していくにあたって十分な準備ができた状態にあるとは言えない。

従来は、 労働者の健康は労働者自身と雇用者相双の責任であり、 それを医師が支援するという立場が基本的な考え方であった。 しかし、 上記の状況から、 国民一人ひとりの生涯を通じた保健が重要であるとの認識が高まり、 産業保健領域でも法改正を伴わせて十分な保健活動の展開が可能になる環境づくりがスタートした。
 所長は、 「"かかりつけ医"機能の強化を考えるとき、 8〜10時間のストレスフルな労働の実態を知っているか否かが医学的判断・指導に与える影響は無視できないものがある。 産業医として企業に関わることは、 対象者の人生時間のほとんどを把握した上で判断できるということの強力な一助となる。 これは、 医師−患者の信頼関係の更なる強化に繋がると思われる」 との信念の元、 某大企業の健康管理センターの設立・運営に企業定年を過ぎても携わり、 その業績を買われ、 同クリニックに所長として迎えられることとなった。


 最新式の乳がん撮影専用X線診断装置など最新機器を導入。 

同クリニックは、 明るい開放的な雰囲気にあふれている。 待合室には、 無線LANによるPCコーナーを設けており、 医療情報の検索やメールのチェックができる。 おおよそ世間一般の病院というより、 サロンという雰囲気だ。

また、 乳ガン早期発見のために、 国が認める最新式の乳がん撮影専用X線診断装置を導入し、 精度の高い診断が可能としたマンモグラフィー検査装置をはじめ、 プレミアムレベルの高画質により、 心機能及び腹部の精度の高い診断を実現した超音波診断装置等、 従来のCTと比較して 「微小肺ガン」 も発見できるなど、 より精度の高い画像診断を可能とした最新機器 「マルチCT」 などが用意されている。


 21世紀型健康推進クリニックへ、「サプリメントドッグ」提携第1号医療機関。 

また、 同クリニックの最大の特長は、 病気の早期発見プログラムの充実ぶりにあり、 その診断項目の豊富さには目を見張るものがある。

同クリニックでは、 通常の人間ドック以外にも様々な診断を用意している。

女性特有の疾患の早期発見のための 「レディースドック」、 脳卒中を事前に防ぐための 「脳ドック」 などの病気対策を目的としたドックの他も、 骨年齢や人体バランス診断などを行い、 現在の体の状態 (身体年齢) をチェックする 「健康寿命ドックTM」。 体の負担になっているストレスをチェックする 「健康ストレスドック」 など、 予防医療のためのドックを多数用意している。

また、 今年3月よりスタートし、 マスコミでも大いに話題となっている 「サプリメントドック」 の提携第一号医療機関として注目を集めている。 この 「サプリメントドック」 とは、 健康寿命ドックTM、 クイック女性ドックと、 画期的なドックを次々と立ち上げ、 内外で高い評価を得ている高輪メディカルクリニック (院長 久保明) が開発した、 個々人の科学的・医学的データから最適なサプリメントを選択するシステムだ。

巨田所長は、 「国の予防医学指針ともいうべき"健康日本21"を実現させるために、 サプリメントの果たす役割は大きいと考える。 ただ現状のサプリメントを取り巻く環境は、 玉石混淆と言わざるを得ず、 利用者はセルフチェックで選んでいるのが現状だ。 サプリメントには当然、 科学的根拠がしっかりしたものを選ぶ必要があるが、 摂取に際しても科学的根拠に基づいて行う必要がある。 そのためにも"サプリメントドック"には大いに期待している」 と語る。

新宿追分クリニック
東京都新宿区新宿3−1−13 新宿追分ビル7F 


プロフィール
巨田康祐 (おおた こうすけ)
昭和12年8月生。 37年東京医科歯科大学医学部卒。 同大学助手、 産業医等を経て本年4月より新宿追分クリニック診療所長。

(Medical Nutrition 62号より)


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