「究極の癒しツアー」で自然の力を最大限に利用。
 健康なダイエットはメリハリボディへの道。

 浅野生活習慣病予防研究所

誰もが一度は経験する「ダイエット」。しかし、現状では医学的根拠のないダイエット法が横行しているのも事実だ。浅野生活習慣病予防研究所で理事長を務める浅野次義氏(写真)は、スポーツドクターとしての知識を生かし、健康で無理のないダイエット法を指導している。ダイエット以外にも研究所では、アトピー性皮膚炎や花粉症を改善していくユニークな『癒しツアー』も企画している。研究所での診療実態を聞いた。


 運動とサプリメントはダイエットの両輪。

研究所で肥満治療に指導するのは、サプリメントと運動療法。指導に運動を取り入れるのは、運動することで筋肉を維持し、体脂肪だけを効果的に減少させるためだ。サプリメントで指導しているのは、ヒマワリ油抽出の異性化リノール酸とシソ科植物の毛根エキスフォースリーン。異性化リノール酸に含まれるトナリンが筋肉を強化すると同時に、脂肪を減らし、フォースリーンに含まれるジテルベノイドが代謝を上げて体脂肪を燃焼させる。

フォースリーンに含まれるジテルベノイドは、細胞内ミトコンドリアの機能を亢進させることで、体内器官の細胞機能や代謝を高め、脂肪を燃焼させる。そのためこれ以外にも高血圧や喘息、てんかんやEDなどの改善作用もあるという。脂肪燃焼作用については、研究所の臨床試験からも実証されている。研究所に通院する患者14名(BMI平均値38)にフォースリーンサプリメントを投与した結果、2カ月で被験者の70%が1kg以上のダイエットに成功している。

これらサプリメントの指導は、おもに運動量や代謝が少ない中高年の患者を対象に行われている。具体的には、異性化リノール酸1錠250mg含有サプリメント1日4錠、朝・夜2錠ずつ。フォースリーンでは、有効成分ジテルベノイドを1錠25mg含有するサプリメントを1日2錠、朝・夕1錠ずつを処方する。代謝を活発化して体脂肪を燃焼させるので、必要以上の発汗がおきることがあり、夏季の使用が面倒なこともある。フォースリーンと異性化リノール酸の脂肪燃焼作用の違いを考えると、両者を併用することも可能だと浅野理事長は話す。


 肌にもつやがでて、メリハリのある体のまま減量。 

一方、サプリメントの指導以外にも研究所では、運動療法にも重点を置いている。1日1万歩目標のウォーキングと1日10分の筋肉トレーニングだ。運動療法を取り入れることで、筋肉や骨を落とさずに体脂肪のみを減少させることができる。

研究所では、その人の減量目標にもよるが、1カ月1〜2kgを減量の目安としている。あまり無理な目標を設定すると長続きせず、特に食事を抜いたダイエットでは、すぐにリバウンドしてしまうケースが多く見受けられると話す。

「通常、1日3食きちんと食べている人が食事を1食抜くと、1食あたりのカロリーは逆に増える傾向にあるようです。そうなると、消化吸収するカロリーも増えてしまうため、余剰な脂肪を体内に取り込んでしまい、付いた脂肪を簡単に減らすことが困難になります」。

浅野理事長によると、ダイエットの方法に無理があるとやつれたりリバウンドしたりするため不健康になるが、上手なダイエット法だと肌にもつやがでて、メリハリのある体のまま減量できるという。ダイエットも上手に行えば健康的にやせられる――浅野理事長は力説する。


 アトピー性皮膚炎、花粉症を改善する「究極のツアー」。 

浅野生活習慣病予防研究所では、肥満治療以外にもアトピー性皮膚炎や花粉症をそれぞれ改善させる癒しツアーも企画している。期間はそれぞれ1週間で、アトピー性皮膚炎については9月初めから、また花粉症については1月末から3月までを予定している。

アトピー性皮膚炎は、皮膚の関節部分にできた乾燥性皮膚炎を掻くことで皮膚に傷が付き、乾燥性皮膚湿疹が悪化してしまう。そのため、常に皮膚の湿気を保たせることが重要となる。ツアーでは、太古の海水が閉じこめられた沖縄の地熱温泉に30分つかることで皮膚に潤いを与え、そのあと1時間ほどリラックスさせて、不足したミネラル等を皮膚から補給する。さらに皮膚の乾燥を防ぐためにイカキトサンを用いたり、ハーブや薬膳を摂取したりすることで免疫力を高め、炎症を改善に向かわせる。

花粉症についても、空気の汚染で傷ついた鼻の粘膜に花粉が付くことで起こるというメカニズムに対し、花粉の無い清浄な空気のもとでウォーキングや気功などの運動を行い、ストレスを解消させる。鼻腔が細くアレルギー性鼻炎がおきやすい肥満をも改善させる。

何と言っても、ツアーの一番の特徴は、医療関係者をツアーに同行させること。体調チェックとアドバイスを毎日行わせる徹底ぶりだ。もちろん、メディカルチェックはツアー前に研究所でも行われる。「ハーブをはじめ薬膳など自然の力を最大限に利用して治療する。まさに究極の癒しツアー」――浅野理事長の期待も大きい。

ツアー開始を期に、浅野理事長は西洋医学の限界へ挑戦を始めようとしている。


プロフィール
浅野次義(あさの つぐよし)
1949年生まれ。東京都出身。東京慈恵会医科大学卒業後、パリ大学医学部に留学。帰国後、大森赤十字病院内科部長、東京慈恵会医科大学青戸病院等を経て、現在、浅野生活習慣病予防研究所を開設。神経内科、糖尿病等の専門分野を活かし、患者の心と体の両面から診療にあたっている。

(Medical Nutrition 47号より)


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