最新の検査と個人対応サプリで「抗加齢内科」いよいよオープン ディ−エイジング クリニック
「病気の方のためのクリニックではありません。常に最高の状態を保つことを目指す『顧客』を対象に、健康に対するトータルなアプローチを行います」――10月25日開業の「ディ−エイジング クリニック」は、このようなコンセプトを掲げる新しいタイプのクリニックだ。非侵襲的なアンチエイジングセラピーの専門施設として、注目を集める同クリニックをいち早く紹介しよう。
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最先端の検査に基づいたサプリメントを中心にアンチエイジングセラピー。 |
黒船のごとく押し寄せた抗加齢医学の波。若く美しくありたいと願う人々の心をとらえ、女性誌を中心に急速に関心が高まった。医学界においても、昨年に日本抗加齢医学研究会が、今年には「女性のための抗加齢医学研究会」が発足し、そのムーブメントは確実に広がりを見せている。
なかでも注目されるのは、サプリメントやホルモンを駆使し、外科的アンチエイジングとは一線を画した非侵襲的な治療法が出てきたことだ。シワやたるみに対する外科的アプローチとは違って、内面からの美容・健康を指向する。そして、それは疾病の早期発見を目的とした従来の検診とは異なる、「健康度」を測る検査システムが相次いで開発されたこととも相関している。個人個人の状況を把握したサプリメントでないと、効率が悪いからだ。
同クリニックは、このような最先端の検査と、その結果に基づいたテーラーメイドのサプリメントを中心にアンチエイジングセラピーを行う。まさに「抗加齢内科」である。
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尿と唾液を中心にした検査でメールオーダー対応も。 |
検査は酸化ストレス、ビタミン代謝、免疫などいくつかのパッケージに分かれている(表)。特徴的なのは、顧客の負担を減らすべく、尿と唾液を中心に採取すること。その結果、地方に住む人のメーリングオーダーにも対応可能となった。
唾液採取キットや24時間蓄尿バッグを渡して家庭で尿を採取してもらう。DNA酸化は、DNA の変性を表す尿中8-OHdG(8-ヒドロキシ−2`デオキシグアノシン)で、筋肉疲労は尿中ポリアミンとプリンといった具合だ。ゲノミックプロファイル検査や口腔内細胞の検査も行える。
サプリメントはビタミン・ミネラル、ハーブ、DHEAなど160種類がラインナップされている。これらを個人の状況で組み合わせれば、組み合わせは1000種類以上になるのではないか、とクリニックでは話している。そのほか、更年期症状に対応したホルモン外用剤や、ヒト成長ホルモン、本邦未承認の「生活改善薬」などの希望にも対応する。
それらをディレクションするのが、鈴木実名誉院長。鈴木医師は長年に渡り米国ベイラ−医学大学と日本の防衛医大で病理学の教授を務めてきた。「脳の老化を専門としていましたから、抗加齢医学には以前より関心がありました。基礎医学の知識に基づいたアンチエイジングを提供できると思います」と鈴木医師は抱負を語る。
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顧客の年齢に合わせたセラピーメニューを用意。 |
基本メニューは顧客の年齢に合わせ、「ヤング・レギュラー(30〜40歳)」「ミドルエイジ(40〜50歳)」「エグゼクティブセラピー(50〜60歳)」「シルバーセラピー(60〜70歳)」の4コースを設定してある。検査の基本セットは10万円から。サプリメントは1ヵ月分で1万5000円からが目安となっている。
受診の流れはこうだ――顧客はまず電話で予約し、カウンセリングを受ける。そこでセラピーメニューが決定する。採血日に再度来院。唾液などの検体は米国やフランスの提携研究所に送られる。検査の結果がそろうのは約2週間後。結果に基づき、医師から詳細な説明と今後の方針、そしてセラピーの費用が示される。入金後、自宅にサプリメントや医薬品が届く。
アンチエイジングセラピーは、具体的には顧客にどのようなメリットをもたらすか。同クリニックでは、「疲労しにくい体になる」「心地よい睡眠が得られる」「肌のつや、はりの回復」などを挙げている。
プロフィール
鈴木実(すずき みのる) 米国で21年間にわたり病理学の研究にあたり、ベイラー医学大学(テキサス州)で教授を務める。帰国後、防衛医大教授に就任。現在、同大名誉教授。所属学会・日本病理学会、日本臨床検査学会、日本臨床細胞学会。 |
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(Medical Nutrition43号より)
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