自然療法で疾病治療、その実際に迫る! 前田総合医学研究所 前田華郎所長
疾病の予防、自然療法による治療の相談指導を行っている、前田総合医学研究所(横浜市中区)の前田華郎所長。同研究所では、個人の生活習慣などをチェックして疾病要因を探り、食事・栄養の内容、運動不足、喫煙習慣などの要因を説明して、その人にあった治療と予防方法を指導している。前田所長に、疾病治療と予防のテーマやその指導内容について聞いた。
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食事と水の改善が特に重要 |
同研究所では、相談に訪れた人の生活習慣を最初に質問表でチェック。ビタミン、ミネラルのバランス、水の質と摂取の状況、乳製品、動物性資質やタンパク質の摂取状況、調理内容、冷え性かどうかなどの項目を調べて、その人の状況を把握する。そして病気の基本的な問題点について説明し、指導していく。
「生活習慣病をはじめ、病気の要因となる基本的な問題を大きく分けると、食事と水、運動不足、ストレス、冷えなどです。これらを改善すれば多くの病気が予防できます。そしてこれらは喫煙や飲酒などの習慣、職業などの環境因子、電磁波などの影響を受けることが考えられます」(前田所長)。個人にあった指導をするには、1人当たり2時間ほどの時間がかかる。コミュニケーションをはかり、親密な関係づくりが大切だという。
「基本的な問題のうち、食事と水が最も重要です。現在の食事内容は野菜不足傾向で、なおかつ土壌の問題もあって以前に比べて野菜事態の栄養成分が減っています」(前田所長)。栄養価が低い白米の摂取、過食、繊維質の不足、塩分、糖分の摂り過ぎ、インスタントフードの増加など多くの問題点を前田所長は指摘する。
「例えば胃がんなどの場合、塩分の摂り過ぎが問題の一つとされています。それから動物性脂肪、たんぱく質の摂り過ぎがホルモンを刺激するなど数々の問題があり、こうした動物性食物の摂取の増加が、多くの病気と関連していると考えています」(前田所長)。こうした食事内容の改善のほかに、農業や食品添加物、有害金属類の体内蓄積についても排泄する必要があるという。
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血液と体温は要チェック |
研究所には位相差顕微鏡が設置してあり、赤血球や白血球の状態を観察することによって、栄養状態などのチェックを行い、コレステロール、尿酸結晶、血管のゴミであるプラーク、細菌類なども見ることができる。
「様々な物質によって血管がつまりやすくなります。また、水分が減少すると血液濃度が高まり、血液が流れにくくなります。これらは脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。例えば、夜間に眠っている間には相当の水分を失っているので、朝方には渇きを感じていなくても水分の補給は必要です」(前田所長)。補給する水の性質も注意し、塩素、トリハロメタンなどの発がん性物質を除去する浄水機の利用も必要だという。
また、「体温が0.5度下がると免疫力は35%低下するとも言われており、病気や老化による体温の低下を抑えることが大切です」(前田所長)。冷え性についても食事・栄養の指導を行い、遠赤外線を放射する機器などを利用して体を温め、血行を促進させることによって免疫力の低下を防ぐようアドバイスしている。
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免疫力向上に機能性食品を活用 |
食事内容についても患者の食生活状態をチェックして、必要であればさらに栄養補助食品を利用して、ビタミン、ミネラル、酵素など、足りない栄養素を補うことを指導する。また、病気に対しては、例えばがんなどでは、免疫力を高める機能性食品の利用も提案することもある。
「機能性食品は、免疫力を高めるもの、腫瘍などに直接働きかけるものなどがあります。また、体内の代謝酵素の活性に関係するものもあります。代謝酵素は血液中の不純物を除去する重要なものです。機能性食品にはかなり多くの種類がありますが、その人にあった種類、量を調べることが必要です。これは、O−リングテストという方法で調べます」(前田所長)。
また、検査データの結果を伝えるだけでは患者は不安になり、精神的なストレスで免疫機能が低下し、病気が進行することもある。そうしたメンタル部分のケアも重視した、全身的な医療が必要と前田所長は語る。
「研究所では効果のあるものを常に探しています。そのために、多くの情報に対してアンテナを張っています。民間療法であっても、そうした情報については、積極的に試して評価しています」(前田所長)。
プロフィール
前田華郎(まえだ かろう) 医学博士。昭和8年生まれ。昭和32年札幌医科大学卒業。ハワイ・クワキニ病院に留学後、札幌医科大学第一外科にて外科学研修。昭和44年横浜市立大学形成外科に入局。昭和45年より神奈川県立子供医療センター形成外科医長、部長を経て、平成4年より東京女子医科大学付属第二病院形成外科に助教授として勤務。平成9年教授に就任。平成10年3月に退職後、前田総合医学研究所を設立。主な著書「プロポリスで難病に克つ」「遠赤外線と医療革命」「苦しくないガン治療革命」など多数。 ●前田総合医学研究所 神奈川県横浜市山下町87-1 クリオレミントンハウス山下公園207 TEL:045-651-3533 |
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(Medical Nutrition 7号より)
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