小児アトピーの改善にラフィノースが寄与。
 ぬきいこどもクリニック


 小児アトピーについては食物中のアレルゲンが原因の6、 7割を占めるともいわれ、 腸内環境と密接な関係が従来から指摘されている。 東京・調布市のぬきいこどもクリニックでは、 難消化性オリゴ糖である 「ラフィノース100」 を小児アトピーの治療の補助に利用、 症状改善に手ごたえを感じている。


 小児科医は育児の良きアドバイザー。

「大学の関連病院で勤務医をしている頃は、 その病院の小児科医は私1人。 外来・入院・夜間救急と、 とても1人では対応しきれない」 ――自分の責任持てる範囲で診療を行いたいとの考えから、 貫井清孝院長 (写真) は現在の地にクリニックを開設した。 患者さん1人あたりの診察時間を減らさずに母親へのカウンセリングを十分に行うため、 クリニックでは午後9時まで診療を行う。

「母親にとって育児に関する悩みはつきものです。 しかし、 現在の生活環境では周囲に相談する相手すらいません。 子育て相談も小児科医の大切な努めだと思います」。


 小児アトピーは腸内環境も影響。

貫井院長の専門はアレルギー疾患。 通院患者には小児アトピーの患者も目立つ。 対症療法しかないアトピー性皮膚炎。 しかし、 0歳〜2歳ぐらいまでの小児アトピーでは、 食物中のアレルゲンにより引き起こされるケースが多く、 腸内環境を整えることがより大切になってくる。

「慢性疾患では食養生が改善のカギを握るのではないか」 と日頃から考えていた貫井院長は、 難消化性の天然オリゴ糖である「ラフィノース100」を治療の補助として選択した。 オリゴ糖自体に腸内善玉菌を増やす作用が確認されていると同時に、 ビート由来純度100%のうえ、 難消化性のため、 成分がそのまま腸内まで届くのも大きな魅力。

ラフィノース100の指導を通じて貫井院長は、 腸内環境を改善すれば小児アトピーの状態が良くなることを実感している。

「小児アトピーで便秘を慢性的に併発している患者さんにラフィノース100を1回1.0g×3回、 3g/日指導してみたところ、 便通が1日3回生じ、 アトピー性皮膚炎の状態も改善しました。 しかし、 ラフィノース100を止めたとたん、 便通と同時にアトピー性皮膚炎は悪化しました」。 貫井院長によれば、 漢方薬は腸内細菌により修飾を受け、 はじめて効果を現わすものが多く、 ラフィノース100と漢方薬との併用効果も期待できるという。


 子育ては親子が向かい合うもの。

貫井院長は夫婦共働きで子供を保育園に預ける最近の子育て事情にも警鐘を鳴らす。 「やはり親子向かい合うことこそが子育ての基本だと思います。 最終的には地域レベルで子育てを支援していけるのが理想であり、 医師も地域支援の一つとして積極的に関わっていければと思います」。


(Medical Nutrition 68号より)


BACKSITE TOPPAGE TOP