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「1日2食」で健康に生きる 渡辺医院
最近話題になっている健康法の一つに「プチ断食」がある。短期間でも食を断つことで消化器を休ませ、体を浄化し、免疫力を高めようというものだ。渡辺医院(東京都中野区、Tel.03-3362-9171)の渡辺正院長は、45年前から朝食無用の健康法を唱える、いわば「プチ断食」の元祖ともいえる存在だ。同医院では「金魚運動」や「生野菜食」などを取り入れたユニークな治療を行っている。
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病気にならず元気で長生きするための3つの柱 |
「予防は治療に勝る。病人になってから治すのでは遅い」と渡辺院長は説く。病気にならずに、元気で長生きするにはには3つの柱があるという。
第一は、常に便通をよくする。病気は腸の汚れ、つまり宿便の滞りが原因という。第二は、姿勢を正すこと。背骨のゆがみにより、全身に症状が出る。脊髄に全身を司る神経が通っているためだ。第三は、血液循環をよくすること。例えば、「冷えは万病のもと」というが、冷えは血液循環の悪いことが原因なのは言うまでもない。循環をよくするには、全身に分布する毛細血管の働きを促すことだという。
渡辺氏は「今の医療には哲学がない。技術に走っている。理論をすべて統括するような哲学が必要だ。理論とは、命あるものがみな持っている自然治癒力を最大限に生かすこと」と語る。渡辺氏が統合した理論が先の3本柱であり、その具体的な実践法を以下のように患者に指導している。
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自然治癒力を最大限に生かす医療哲学と、その実践法 |
(1) 朝食を摂らない。生野菜を多く、最低5種類は摂る。
渡辺氏は朝食を有害と指摘し、1日2食を勧めている。「午前中は生理的に排泄の時間帯です。朝食を摂ると排泄器官が充分に働かず、体内に老廃物や毒素が溜まります。朝食は単なる習慣で、生理的なものではありません」という。また、生野菜は便通をよくするだけでなく、栄養素の損失が少ない、体内をアルカリ化するなど、多くの効用がある。
(2) 平床寝台、硬枕を使い、毎日、金魚運動を行う。
平床(硬い床)に直に、眠っているうちにゆがんだ背骨が矯正される。最初は薄い布団から、毛布1枚と、敷布1枚と、徐々に減らす。また、断面が半円木製の枕を後頭部の湾曲にあてて寝ると、頚部を解剖学的に正しく保たれる。金魚運動はTVでもおなじみだが、本当は渡辺氏が発案者。体を魚のように左右に動かし、脊髄神経の圧迫や末梢神経の麻痺を解消し、血液循環を促す。その他、ユニークかつ簡単な運動法を指導している。
(3) 温冷浴で毛細血管の収縮と拡大を促す。
温浴(風呂)と冷水浴を繰り返すことで、血液の循環を促す。冷水浴はシャワーでもよく、心地よく冷たい程度の温度に調節して始めるとよいそうだ。
これらの方法は、渡辺氏の50年近い経験の中で確実な成果を上げている。「現代の生活では自然治癒力が低下するため、病気になる。医療従事者だけでなく個人の側も考えていかなくてはならない」と渡辺氏は投げかけている。
(Medical Nutrition37号より)
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