調剤薬局でハーブ・ブレンドをアドバイス かもめ薬局 横浜健康館
調剤の待ち時間においしいハーブティーが飲める、そんな癒しの時間を味わうことができる薬局が横浜・伊勢佐木町にある。西洋医学と東洋医学の調和を目指し、積極的にハーブやアロマテラピーを導入、啓蒙活動を行っている「かもめ薬局横浜健康館」(横浜市中区、TEL/045-262-6850)を訪ねた。
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認定アロマテラピストが調合 |
一歩中に入ると、まず目に付くのがハーブの種類の多さでその数42種類。ほかにもビタミンサプリメントや健康食品がズラリと並ぶ。同館では「地域の健康館」を目指し、オープン当初からハーブ、アロマオイルの販売も行っている。実際には一般処方せんによる投薬が7割以上を占めるが、店内を見る限り、調剤薬局の色合いは限りなく少ない。
薬局内には独特のハーブの香りが漂う。これは「ディフューザー」というアロマオイルをミスト状にして空気中に芳香成分を拡散させる装置によるもの。リラクゼーションはもとより、就寝中にも安全に利用でき、用途に合わせて自律神経への働きかけや喘息等にも効果があるという。
ハーブは南仏オートプロバンスから直輸入し、アロマオイルはフランスの医療機関で使用されているものを認定アロマテラピスト3名が調合する。オイルを選択する際には、店内中央の大きなテーブルで薬剤師やアロマテラピストが患者と座って対面しモニタリングを行う。これは一般調剤の服薬指導でも同様のシステムをとっており、同館の「少しでも自分の健康について打ちあける環境を与えられれば」との気遣いが利用者から好評を得ている。
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21世紀の新しい薬局像を目指す |
取り揃えているハーブは120〜600円(10g)で量り売りされている。自分だけのオリジナルブレンドハーブティーをつくる目的で訪れる人も多い。同館で聞いた最近の売れ筋ハーブは、(1)ラベンダー(2)ペパーミント(3)くまつづら(4)菩提樹の葉(5)バラ―の順でこれからの季節に備え、風邪の予防や花粉症対策のオリジナルハーブティーも準備しているという。
薬局の基本コンセプトは「西洋と東洋の融合」。西洋の民間薬であるハーブやアロマオイル、東洋のお茶、サプリメントなどあらゆるものを取り入れ、「処方薬と併行して健康に関するあらゆる情報と手段を提供できる21世紀の新しい薬局像」の構築を目指している。
同館で調合するハーブやアロマオイルは近隣の内科クリニックからの処方せんが大部分を占める。今後その範囲を広げていきたいとのことだが、「利用者自身がハーブやオイルの有用性を認識し、自分自身で体調に合わせてブレンドできるよう教育していくことが大切」と同館アロマテラピストの栗山成子さんは話す。「ハーブは内側から、アロマは外側からというように身体の両面から効果を発揮します。これらを有効活用できるようアドバイスしていきたいと思っています」(栗山氏)。「東西の良いものを取り入れて選択肢を増やしてもらう」という考え方が同館の予防医療への貢献の根底にあるようだ。
(Medical Nutrition 32号より)
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