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「プレ更年期障害」をプラセンタで回避 吉田クリニック 吉田健太郎院長
1日平均250名の患者が集まる吉田クリニック(東京都渋谷区、03-5478-6115)。最近、吉田健太郎院長が気付いたのは、「更年期障害様の症状」を訴える若い女性が増えていること。そして、そのような症状に対してプラセンタ療法で効果を上げている。
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プラセンタの有効性と利点 |
吉田院長は開業して5年目。副作用の少ない治療を意識した結果、今では患者の8割がプラセンタ療法の適応になっている。患者層には3つの大きな山があり、(1)20歳代から30歳代の女性(2)50歳前後の更年期女性(3)若いビジネスマンが多い。
もともと若い女性は美容目的で受診するケースが多かったが、生理不順や生理痛、肩こり、めまいなど更年期様の症状に見舞われるケースが目立ってきた。「閉経とは無縁のはずですから、おそらく(1)ストレス(2)ダイエットに代表される食生活の乱れ(3)不規則な生活による体内時計の乱れ――が原因でしょう」と吉田院長は分析する。そのような患者から「いつのまにか生理不順が治った」「冷えが取れた」との声が上がるようになり、有効性をますます強く意識した。ホルモン、神経、免疫を調節し、ゆがんた体のバランスを整えるプラセンタの利点が改めて確認された形だ。
投与は1回2アンプルの筋注または皮下注が標準で、週1〜2回の施行。通院期間は3ヶ月が目安だ。症例によっては証に合わせた漢方薬を組み合わせる。
副作用は、注射部位の発赤・疼痛が5%程度に、同じく注射部位のだるさ・重い感じが0.1〜5%程度に発現する。前者は1〜2日、後者は半日位で回復すると言う。ごくまれに吐き気や全身倦怠感を訴える人がいるが、これも半日ほどで回復する。狂牛病の心配については、プラセンタの注射剤は日本の病院から集めたヒトの胎盤から作られているので、危険は全くないと言う。
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副作用が少ないことが魅力 |
「若い女性の健康維持に広く役立てられるように」と、吉田院長は『女性の不調を解消するプラセンタパワー』(リヨン社)を上梓した。プラセンタを含む化粧品、医薬部外品や、プラセンタエキスを採用している医療機関・美容サロンのリストも掲載されている。
プラセンタの魅力とは何かと改めて聞いてみた。「副作用が他の薬に比べて少ないこと。体に無理なく内部から治していく感じがします。長期連用しても問題ありません。そもそも、発売以来40年以上が経過していることが証明していると思います。発売直後に重大な副作用が報告されて回収される新薬があることを考えると、40年の歴史はおろそかにはできないでしょう。それに、症状のあるところだけに効くのではなく、全体的によくなること。人間丸ごと健康にしていくとでもいいますか。西洋薬にはない効き方です」
洋の東西を問わず、よいものを集めて、患者さんのためになる医療を信念とする吉田院長。何よりも心がけているのは、心を込めて注射することだという。「非科学的といわれるかもしれませんが、それで効果の現れ方に違いが出てくるような気がします。特にこれだけ患者が増えてくると、流れ作業にならないように、看護婦にも常に呼びかけています」と吉田院長は自戒している。
(Medical Nutrition 31号より)
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