天心クリニック両国 井奥院長
現在、疾病の早期を目的とした様々な形態の人間ドックが存在し、受診者の選択肢も増えてきている。ただ、「生活習慣病予防」を主眼としたものはまだ数が少ないようだ。天心クリニック両国(東京都墨田区 03―3632―4033)では、「予防が第一」の考えに基づいた最新の検査を取り揃えている。井奥院長に詳しい話を聞いた。
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大好評、採尿で栄養検査!? |
天心クリニック両国・井奥昇志院長では、疾病発見のための検査ではなく、生活習慣病予防(1次予防)を目的とした最新栄養検査を診療の中に取り入れている。 同クリニックで行う栄養検査は今までの病院や自治体の検診とは異なり、患者それぞれの栄養状態から「食生活をどう改善すれば良いか」が分る検査項目のみが集められている。
なかでも多くの受診者から好評なのが、採尿からの栄養検査。尿を入れた試験管に試薬を入れ、これが赤色に変化すると腸内細菌のバランスが悪いことになる。このほかに生体酸化度、カルシウム充足度、ビタミンCの体内吸収状態・活用状況が判定できる。
クリニックには検診のほかにも、アレルギー疾患の治療に訪れる患者も多い。特に多いのが、アトピー性皮膚炎。同疾患の場合も、あくまでも治療の基本が栄養指導だが、即効性を望むことが難しいため、早い効き目が見込める自然素材(ポルフィリン等)由来の軟膏も併用している。
また、最近は美容と抗老化も関心が高く、プラセンタも利用している。他にもギリシャハーブのマスティック、必須脂肪酸の補給に亜麻仁油(カナダ製)、アロマテラピー、ホメオパシーなどさまざま。米国での栄養学の知識と巷にあふれる膨大な情報をもとに、自ら厳選し個々の患者に対して最善の治療法を提供するよう心がけている。
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予防に勝る治療なし |
「近頃は同じ食品でも、以前より明らかに栄養価が落ちてきています。それに対抗するために、充分な栄養を摂取することで健康が実現できるのです」と、不足分の栄養素をサプリメントで補完することは「必然」と話す。
「予防に勝る治療はない」――。これが井奥医長の信念だ。「現在の医療は、急性病への効果は反して慢性病に対しては無力といってもいいでしょう。疾病の大部分を占めるのは慢性病といわれていますから、この慢性病の治療に対しては、生活習慣の改善なくしてはじめられないのです」。(井奥院長)
(Medical Nutrition 26号より)
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