「美と健康」をサービスする健診施設
 城西総合健診センター・クラブJS 多田正毅理事長

茨城県結城市の城西病院(多田正毅理事長)は、地域の中核病院であると同時にカンボジアへの医療支援など、地球規模のユニークな医療活動で知られる。その新たな取り組みが、受診者にやすらぎを感じてもらうことを目的とした会員制健診施設「城西総合健診センター・クラブJS」だ。


 心身を考える空間

「従来の健康診断のイメージではなく、一日ゆっくりと仕事を忘れて、スタッフとコミュニケーションをとりながら自分の心身を考える空間にしたい」と、所和男所長は理念を語る。

そのために細かな配慮がなされている。まず、受診者数は予約制で1日10人程度に抑えている。また、身体計測から眼底、心電図などの標準検査を1ヵ所に集めてあり、あちこち回らなくてもよい。そして健診を終えた人は、ジムで体を動かしたりサウナ付きの浴場で汗を流すこともできる。

結果は所氏が受診者一人ひとりにカウンセリングするが、胃、乳房、脳神経などは、隣接する城西病院の専門医と連携するケースもある。 また、生活習慣病が疑われる症例では、病院の管理栄養士、センター内のジムのスタッフと連携して、支援プログラムを作成している。

 医療はサービス業

一方、検査で異常が見つからなくても症状のある人もいる。その場合、同センターでアロマや鍼などの代替医療を受けることも可能だ。

「西洋医学的診断で異常がない人でも、肩凝り、腰が痛いなどの訴えがある人がいます。検査で異常がなくても、何らかの解決法を提案するよう心がけています。病気ではなく病人を診るのが基本です」(所氏)。

産婦人科医でもある所氏は、特に「女性がいつまでも輝いていられるようにお手伝いをしたい」と強調する。そのため、同センターにはエステサロンが併設されている。医療と美容の融合――内面は医師が担当し、外からのアプローチは美容の専門家の手に委ねるというわけだ。――「医療はサービス業」が所氏の持論だ。

(Medical Nutrition 18号より)


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